クレヨン(オイルパステル)を持って、桜のスケッチへ

公園の桜(クレヨン画・F6号) アトリエの壁

公園の桜(クレヨン画・F6号) アトリエの壁(右)

 

こんにちは。
今年の春は何だか急にやって参りましたね。こちら大阪の堺市でも、あっという間に桜が満開を迎えました。
この数年では、こんなに急に満開になった事は記憶に有りません・・・。
皆様は、お花見に行かれましたでしょうか?
春になると、美しい花々が次々に咲き、とても心弾む嬉しい季節ですね。
しかし、絵描きにとっては嬉しい反面、とても慌しい季節になります。

春は、水仙、椿に始まり、菜の花、菫、桜、薔薇、つつじ、マーガレット、紫陽花や芍薬、向日葵と、次々に見ごろを迎えます。
当然の事ですが、早く描かなければ花は枯れてしまいます。気持ちも焦っている中、また別の美しい花が満開を迎えます。
この時期は、まるで花と一緒に駆けっこしている様です(^-^;)

今年の春は、天気予報では連日の雨との事でしたので、4月2日の日に、近くの公園へ桜の木のスケッチに行って参りました。
この日を逃したら、もう今年の桜は雨で散ってしまうと思いましたので、クレヨンとスケッチブックのF6号サイズを片手に出掛け、午後から制作を始めました。
少し出遅れたかな?と思いましたが、この日は本当に良く晴れた暑いくらいの一日でしたので、少し雲が出てきた午後から夕方にかけての制作で正解でした。

 

公園の桜(クレヨン画・F6号)

公園の桜(クレヨン画・F6号)

 

公園に着くと、美しい桜が満開で、とても幸せな空気が流れていました。
桜の木の大木が何本か植わっているのですが、その下のベンチにご婦人方が座られて楽しそうにお話をされていました。
その先に進むと、私がスケッチした遊具の並んだ場所が有ります。
そこでは若いお母さん方が子供達を連れて、遊んでおられました。和やかな風景でした。

私は奥の砂場の端から描きました。時々、子供達が遊んでいる振りをして、後ろから覗きに来ます。
そして小声で 『むっちゃ上手い!』 と言って、走り去って行きます(笑)
私が子供達に 『絵、好きですか?』 『どうぞ見てね』 と言って描いている絵を見せると、
『わぁ、きれいー』 と褒めてくれました。それが本当に嬉しくて、気持ちも弾み、るんるん気分で描けました。
子供達に、楽しくて素敵なひと時を頂きました。有り難うございました (^-^)

今回の制作に使った用紙はパステルマーメイド紙です。少し黄土色がかった色を選んでみました。

 

クレヨンと言うと、あなたはどの様なイメージをお持ちでしょうか?

 

『子供のお絵描きの道具』 でしょうか?こんなお話をしている私も、最初はそんな印象を持っていました。
恐らくそれは、クレヨンと言う名前が、その様な印象を強めるのかもしれませんね。

こちらは別の作品です。少しご紹介させて頂きます。このクレヨン(オイルパステル)を使用して描きました。

 

民族衣装の少女(クレヨン画・F4号)

民族衣装の少女(クレヨン画・F4号)

クレヨンとは、分りやすく簡単にご説明致しますと、油性のパステル(オイルパステル)の事です。
もっと厳密に細かな定義付けのお話をするならば、原料や製造工程にも内容が及んできますので、それは別の機会に譲る事に致します。

 ↓ 部分アップ

民族衣装の少女(クレヨン画・F4号)部分アップ

民族衣装の少女(クレヨン画・F4号)部分アップ

 

オイルパステルは、普通のパステルと違い、文字の通り 『油性のパステル』 になります。
ですので、テレピンやペトロール等の油彩画制作に用いる揮発性の油で溶く事が出来ます。
丁度、水彩絵の具を水で溶く様な感じですね。
(※ポピーやリンシードオイル等の乾性油は使用すると、紙に染みとなって跡が残ってしまいますので使用しません。)
このオイルパステルを用いた作品で有名な画家の一人に、印象派を代表する画家 『エドガー・ドガ』 が居ます。
詳しくないお方でも、一度は何処かで目にされているのではないでしょうか?

難しい事は一先ずさて置き、今回一番お伝え致したい事は、
『クレヨン(オイルパステル)は楽しいですよ!!』 と言う事です(笑)
はみ出したってOK! 童心に帰って、思い切ってグルグル描いてみましょう!です。
今頃、このクレヨンの楽しさに夢中になってしまいました(^_^)

 

kozakurainkoコザクラインコちゃん(クレヨン画・葉書サイズ)

コザクラインコちゃん(クレヨン画・葉書サイズ)

 

あなたもクレヨンを使ってみて頂けましたら、きっと、今まで知らなかった自分の個性に出会える事と思います。
もし機会がございましたら、大人の方には特に触って頂きたい画材です。本当におすすめです!

クレヨン(オイルパステル)は、国内外問わず、色々なメーカーさんから発売されています。
それぞれに特徴が有りますので、ご自分に合ったものを探すのも楽しみになりますね。

 

 

苺(クレヨン画・葉書サイズ)

苺(クレヨン画・葉書サイズ)

 

クレヨン画についても、これから折々に触れてゆきたいと思います。
それではまた ・・・ 最後までお読み下さいまして、有り難うございました

 

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