こんにちは。今日は 『 鉛筆デッサン 』 のお話を 少し致したいと思います。
絵の勉強を始めるには、先ず、どんな事から始めれば良いのでしょうか？
普通、一般的な順序と致しましては、対象物を正確に捉える練習（デッサン）は、木炭や鉛筆を使用して始めます。色彩の無いモノクローム（白色と黒色）の世界で練習を始めていきます。
そのモチーフ（描く対象物）についても、石膏像の様な白い物、形については特に箱の様に面がはっきりと分る形状の物を選んで描いていきます。
それでは何故、モノクロームの世界でデッサンの勉強を始めていくのでしょうか？
その理由を、ご説明させて頂きたいと思います。
まだデッサンに慣れていない初めのうちは、描写の中に色彩や模様と言う情報が有ると、それらの要素に目や意識がいってしまい、模様を追う事に一生懸命についつい陥ってしまいます。
そして、本来捉えるべき対象である 『 陰と光 』 を見失い、それらが見えなくなってしまう為、基礎デッサンの勉強は一般的に、木炭や鉛筆を用い、色彩要素を取り除いたモノクロームの世界で行います。
例えば、リンゴを想像してみましょう。赤色で、少し黄色い粒々の模様等が有りますよね？
『 このモデルの陰と光を捉えなさい 』 と言われても、なかなか分りません。見分ける事が難しいです。
それでは、モデルが白い卵だったらどうでしょうか？
同じ丸い物でも、リンゴよりは陰と光の有る位置が、随分わかり易くなる事がご想像頂けたのでは無いでしょうか？
石膏デッサンや白い物のデッサンを重ねて陰と光が見分けられる様になってきたら、今度は色の付いた物や透明な物等もモデルに選んでいきます。これらが絵画の勉強の基礎となります。
しかしこれは、あくまでも絵を勉強する上での一般的な順序のお話であって、『 デッサンの勉強とは、木炭と鉛筆でしか行えない ！』 と言う事ではありませんので、どうぞご安心なさって下さい(*^-^*)。
油彩画でも、パステル画でも、漫画でも、アニメのキャラクターを描いていても、実は私達は常に、デッサンの勉強を行っているのです。
その為、北野田絵画教室では、鉛筆デッサンを経験してからでないと、次のステップへは進めませんとは致しておりません。
ご本人のご希望を伺い、最も使用してみたい画材から、絵をお始め頂いております。
好きな画材で好きなものを描く方が楽しいですし、何より、その方がご上達もずっと早くなります！
ご趣味であっても、お勉強であっても、やっぱり一番大切な事は、 『やってみたい！』 と言う好奇心と、『 楽しい！ 』 と感じる気持ちです（#^.^#)
‥‥とは申しております私ですが、鉛筆での基礎デッサンのお勉強内容は、絵を描かれる皆様には是非知っておいて頂きたく思いますので、
この度 『 デッサン入門 』 と言う小冊子を作りました。
これは、お子さんや初心者の方でもご理解頂けます様に、出来る限りシンプルに制作を致しましたデッサンの手引き書です。
通信レッスンをお申し込みの方には、もれなく差し上げております★ 必要として下さる方には１部３００円にて販売もさせて頂いておりますので、
ご希望の方はお問い合わせページからメール、又はお電話にてお問い合わせ下さいませ。
★ 『デッサン入門』 の中身をご紹介させて頂きます。（下の表示画像をご覧下さい。）
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