今回は、i さんの通信レッスンを ご紹介をさせて頂きます!
こんにちは。今日は、只今通信レッスンをご受講下さっておられますi さん(60代・女性)のお作品のご紹介です。
この度、i さんのご厚意により、ご自身のレッスンの様子を皆様にご紹介させて頂ける運びとなりました(^_^)
i さん、本当に有り難うございます!改めて心より御礼申し上げます。
さて、それでは、先ずは i さんについて、少しご紹介をさせて頂きたいと思います‥‥☆彡
i さんは60歳代の女性で、今もお仕事をされていらっしゃいます。そのお忙しいお仕事の合間を縫って、楽しみながら絵を描き、学んで下さっています。
今回ご紹介させて頂きますお作品は鉛筆デッサンになりますが、i さんはこの他にも、色鉛筆やパステルでも絵を描いていらっしゃり、その時の気分や、モチーフによって、色々画材を選び、使い分けておられます。
(北野田絵画教室では、基本的に、使用画材は一つと決めず、ご興味を持たれた画材全てを経験して頂き、お好きな画材で自由に制作をして頂いております。)
最近では御歳94歳のお父様もご一緒に絵を描かれているそうで、そのお話をお伺いするだけでも元気を頂いております。
お父様とご一緒に絵が描けるだなんて、なんと素敵な事でしょうか!近々お父様のお作品も拝見出来そうですので、楽しみに致しております(#^。^#)
ではでは、i さんのレッスンの内容を、順にご紹介致したいと思います!今回は2点の鉛筆デッサンのレッスンでございましたが、一度に2点の掲載を致しますと、かなり長くなってしますので、
今日は1点目のお作品のご紹介をさせて頂きます。2点目のデッサンにつきましては、また日を改めてご紹介させて頂きたいと思います。
こちらは、1点目のデッサンのモデルとなりましたアゲボノインコさんのお写真です。
なんとも可愛らしい、鳥好きにはたまらない 『なぁに?』 と言っている様な、この表情‥‥(笑)
大きな真っ黒な瞳と、カラフルな羽根の色合いが印象的な鳥さんですね。
それでは、先ずは iさんご本人の鉛筆デッサン作品のご紹介です。
続いて、講師の添削、加筆例をご紹介させて頂きます。
モデルのアケボノインコの可愛らしさや特徴を、良く捉えられていますね(#^.^#) 丁寧に描かれた、とても素直で誠実なお作品ですね。
画面への入れ方(構図の取り方)も大変素晴らく、絵としても、とても良いです。
陰影の付け方や位置、色の濃さの相互関係、形の取り方・描き方に気になる点が有りますので、少しご一緒に見て参りましょう。
画像の添削文字が読めると良いのですが、如何でしょうか‥‥?(・_・;)
インコの頭の形は、ボールの様な真ん丸な球体ではなく、少し天辺が平らな形になっています。これは実際に飼って見ると良く分るのですが、
鳥は種類によって、頭の形が違ってきます。この点に注意すると、鳥の種類を描き分け易くなります。
今の状態では丸く描かれていますので、拝見致しました際は、鳩かな?と思ってしまいました‥ iさん、ごめんなさい!(^_^;)
この、頭の天辺を平らにするだけで、インコさんに変わってくれますよ。
続いて、講師からの加筆例です。
iさんのデッサンをコピー機でコピーしたものに、鉛筆で加筆を致しております。
現状のままですと、色の表現が未だ少し足りませんので、特徴である頭の青色の部分を濃く致しました。
そして、この鳥の中で最も濃い色の部分は、瞳とクチバシの黒色部分になりますので、この部分を思い切って濃く色を置いてみましょう。そうすると、作品全体にメリハリが出てきます。
そして、ご自身でも仰っておられたのですが、羽を一枚一枚描こうと気を付けられとの事でございました。
その為だと考えられますが、羽根の描き方が 『羽根の形はコレですよ!』 と言う、 『線での説明描き』 になってしまっています。
デッサンのお勉強は、形を正確に捉え、それらを陰影(陰と光)で描いていく練習ですので、この目立ってしまった輪郭線は、優しく消しましょう。
全体と致しましては、鳥の特徴や性格、可愛らしい表情も良く捉えられていて、とても良いお作品です!
そして、iさんの動物への優しい眼差しが伝わって参り、本当に素敵です★
陰影表現を もう少し描き進める事で、さらに良くなりますので、この調子でお続け下さい!(^_^)
レッスンの公開にご協力を頂きましたiさん、そして、最後までお読み下さいましたあなたに、心より有り難うございます!★☆ミ
少しでもあなたのお勉強のご参考になりましたなら幸いです。
次回もどうぞおたのしみに‥‥(#^.^#)
【以下、補足です】
北野田絵画教室の通信レッスンでは、作品と一緒に、『制作日記』 と言う専用の連絡用紙もご提出頂いております。
そちらに、制作されたご自身の作品説明や、私(講師)へのご質問やご要望などを自由にご記入頂きます。
そして、添削指導の際、私もそちらの制作日記に一つずつご返事を書き、作品と共にお返しさせて頂きます。今回、iさんの 『制作日記』 については、公開は控えさせて頂きます。