水彩色鉛筆のご紹介

水彩色鉛筆の作品 ~制作過程~

 

こんにちは! 今日は、水彩色鉛筆のご紹介を致したいと思います(^_^)
この、水彩色鉛筆と言う画材の名前を、初めてお耳にされる方も居られるかもしれません。
色鉛筆でもなく、水彩絵の具でもない、少し珍しい画材名ですよね?

どんな画材なのか簡単にご説明致しますと‥‥。水で溶かす事の出来る色鉛筆です。 水で濡らした筆で、色鉛筆の粉を溶かし、描いていきます。
この様に申しますと何だか難しく聞こえてしまいますが、とても親しみ易い画材です

と言う訳で、今回は、水彩色鉛筆の扱い方、描き方のご紹介をさせて頂きます! 手軽で楽しい画材ですので、是非あなたも触れられてみて下さいね。
これからの季節、水彩画は透明感があって、涼やかで良いですよ(#^.^#)
( ※ 猫の作品の制作風景も掲載させて頂きました。 詳しくは こちら でご覧を頂けます。 )

 

水彩色鉛筆(青空の森)サムホール 北野田絵画教室

 

① 先ずは下描きです。(今回の作品は、サムホールサイズで描いて参ります。) 水彩画用の厚手の水彩紙を使用致します。
下描きは鉛筆で行って構いませんが、私の場合は鉛筆の鉛色で画面が汚れてしまう事を避ける為、茶褐色の水彩色鉛筆で行う事に致します。
軽く全体の構図を取りました。

 

水彩色鉛筆(青空の森)サムホール 北野田絵画教室

 

空に浮かぶ雲の形には、ブルーの水彩色鉛筆を使用しました。

 

水彩色鉛筆(青空の森)サムホール 北野田絵画教室

 

② 全体の構図が取れましたので、ざっと色を置いていきます。
後で水で伸ばしていきますので、ここでは大胆にザクザク描いていきましょう。  失敗したらどうしよう‥‥、なんで怖がる必要はありません!大丈夫です(^_^)

 

水彩色鉛筆(青空の森)サムホール 北野田絵画教室

 

③ 一通り色が置けましたので、水で濡らした筆で、この色鉛筆の粒子を溶かし、伸ばして描いていきます。
ここでは先ず、空と、草むらに水を与えて描きました。

 

水彩色鉛筆(青空の森)サムホール 北野田絵画教室

 

④ 次に、木の葉も同じ様に、濡らした筆で描いていきます。
筆は、それぞれの部分を描き終える度、筆洗で洗って、また新たに描き進めます。こうする事で、前の色が混じらず、緑は緑、青は青として描く事が出来ます。
逆に、色を混ぜたい時は、一回一回筆を洗わず、そのまま次々に描き進めていきます。
紙も色鉛筆の粒子も、思いのほか水を良く吸いますので、小まめに筆に水を含ませながら、描いていきます。

 

水彩色鉛筆(青空の森)サムホール 北野田絵画教室

 

水を与えた部分と、まだ色鉛筆の状態のままの部分の差は、こんな感じです。

 

水彩色鉛筆(青空の森)サムホール 北野田絵画教室

 

⑤ 完成です (#^-^#)-★

 

水彩色鉛筆 風景画 北野田絵画教室

 

額縁に入れてみました (#^^#)ゞ
水彩色鉛筆で描いた絵の魅力は、パステル画や油彩画には無い、軽やかな透明感ですね。

 

水彩色鉛筆 風景画 北野田絵画教室

 

しかし皆様‥‥。

水彩絵の具と言うものがあるのに、何故、水彩色鉛筆を使う必要があるの?と思われませんでしょうか?
わざわざ鉛筆で描いて、また筆でもう一度描くだなんて、二度手間なのではないの??と‥‥。
少なくとも私は、初め、そう思ってしまいました(笑)

そのお答えを差し上げます!

 

水彩色鉛筆 風景画 北野田絵画教室

 

水彩色鉛筆には、水彩色鉛筆にしか出せない魅力があるのです。
アップにすると、水彩絵の具の絵肌との違いを、良く確認して頂けるかと思います。

所々に、色鉛筆で描いた時の、鉛筆の跡(線)が残っていますよね?

この趣きが、水彩鉛筆の素敵なところです(^_^)

 

水彩色鉛筆 風景画 北野田絵画教室

 

 

これからの季節、お散歩やご旅行に持って行かれては如何でしょうか? その場で簡単にスケッチし、帰宅後、ご自宅で筆で描くのも楽しいものですよ (^_^)

あなたのご参考になりましたら幸いです ではではまた‥‥

 

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