4時間の制作と、その後のレッスン、完成へ
こんにちは。 今日は、芸術大学受験に向けて只今レッスン中の なおこさんのデッサンをご紹介させて頂きます(^_^)
なおこさんのご志望芸術大学のデッサン試験時間は、4時間となっておりますので、
これに沿って、当教室でのレッスンも、先ずはご自身で4時間の制作をして頂いております。
そして制限時間後、レッスンを交えながらご一緒に修正、加筆を重ねて精度を高めてゆき、完成と致します。
教室のレッスン時間は1回3時間となっておりますので、合計4時間になる様にタイマーで計ります。
今回の制作は、1回目2時間30分、2回目は1時間30分と致しました。
今回、初の試みと致しまして、只今レッスン中のなおこさんもご自身の経過が確認できますとご参考になると思いますので、
4時間で終了時の状態と、その後の描き進め(+2日レッスン)の2段階の撮影をさせて頂きました。
今回、私がご用意させて頂きましたモチーフは‥‥タワシ・玉ねぎ・紙コップ・栓抜き・フォーク です。
制作に使用している用紙は、四つ切サイズの画用紙です。 モチーフの配置、構図は、ご自身で行って頂きます。
★ 先ずはこちら、 受験時間と同じ 制限時間4時間で終了したデッサンです。
(制作前、途中、共にレッスン無しで、ご自身のみで描いて頂きました。)
※ 画像クリックで、拡大表示されます。
一見、これで十分そうな感じがするかもしれませんね。 いえいえ、もっと良くなるんですよ (#^.^#)
よく見てみると‥‥、栓抜き、フォークが色を乗せられていない状態です。さらに、置かれている状態にしては、ちょっと描写角度に違和感を感じます。
そして、全体的に少し印象がハッキリ致しません。 この原因は、こげ茶色で最も色が濃いタワシに、鉛筆の色の濃さが足りない為です。
最も濃い色が濃く描かれていなけれは、それよりも色の薄い他のモチーフは、必然的に色を薄くせざるを得ません。
その結果、全体的に色の諧調が少なくなり、ぼんやりしたハッキリしない印象の、深みの無いデッサンになってしまいます。
タワシのサイズ長くなり過ぎてしまいましたので少し小さくし、形も修正が必要です。
★ そして、制限時間終了後、修正と加筆を加えて、完成を致しました作品が こちらです!
白いものは白く、紙コップの軽やかさも良く表現できました。 金属は硬さ、冷たさを感じ、玉ねぎの肌の張った様子も伺えます。
全体的に光の方向、そして、この空間の空気も感じる良いデッサン作品になりました (#^.^#)
これからの課題は、制限時間内にこの完成です! ご一緒に頑張って参りましょう!!
誠実に熱心にデッサンに向き合われているなおこさん、お疲れ様でした。そして、こちらでのご紹介にもご快諾、ご協力下さり有難うございました。
ご覧下さいましたあなたにも有難うございます★★★ お勉強のご参考になりましたなら幸いです。