【作品紹介】 iさんの水彩色鉛筆画と、猫のデッサン画(2点)など

i さんのレッスンから 私が学ばせて頂いた事も

 

こんにちは! 桜の開花が各地で始まりましたね。 皆様のご近所では、如何でしょうか? (^_^)
こちら堺市では、いよいよこれからと言った感じでございます🌸🌸

さて今日は…。 ご生徒様である i さんのお作品2点をご紹介させて頂きたいと思います!
そして今回は、作品紹介の後に、私がi さんのレッスンを通して学ばせて頂きました事も、少しお話させて頂きたいと思います。

 

i さんは、現在もお勤めをされながら、当教室の通信レッスンをご受講下さっております60代の女性でございます。
以前より何度も こちらのブログに ご登場を下さっております。  i さん、いつも有難うございます!(^-^)
今までのi さんの記事は、下記のページにてご覧頂けますので、機会がございましたら 是非ご覧下さいませ
(お父様のお作品のご紹介もさせて頂いております。)

【通信レッスン】 i さんの鉛筆デッサン作品(アケボノインコ)の添削指導のご紹介
【通信レッスン】iさんの鉛筆デッサン作品(猫)の添削指導のご紹介
【作品紹介】iさんの猫と、お父様と、そのお作品と
【作品紹介】 iさんのお父様が描かれた  『東海道五十三次』

これまでは、通信レッスンのご様子をご紹介する形が主でございましたが、今回は完成されたお作品のご紹介でございます☆彡

早速ではございますが、それでは、どうぞご覧下さいませ (#^.^#) 画像クリックで拡大表示されます。

 

iさんの水彩色鉛筆

 

こちらは、水彩色鉛筆で描かれたお作品でございます★ 如何でしょうか~?

昨年の秋に完成をされました。 お作品の中に季節感が良く表れていて、秋の美しい果物たちに触れて感じた、その時のi さんの感動までもが伝わって参ります。
水や筆の使い方が個性的で、本当にとても素敵でございます!(^_^)☆ミ

 

iさんの太郎2

 

そして、こちらは鉛筆によるデッサン作品でございます! とても美しいですね~ ( *´∀`)
背中の毛並み、足先の毛、耳、口元、地面の影、そして澄んだ瞳…。 どの部分の色合いも美しく描き分けられていて、色彩を感じます。
このお作品からは、猫が右耳で、何か周囲の物音を感じている事も 鑑賞者に伝わって参ります。

今や i さんにおいての鉛筆デッサンは、鉛筆を使う練習を越えて、立派な1つの作品制作までになりました。
本当に感動を致します。

i さんの絵のお勉強は、鉛筆デッサンから始められました。
最近ではパステル画や水彩色鉛筆画なども制作をされていますが、鉛筆デッサンはずっと基礎として 続けて描いて下さっております。
素晴らしい事でございます (^_^)

 


 

 

以下からは、i さんの通信レッスンを通して、私が感じました事、学ばせて頂きました事を 少しお話致したいと思います。

 

次からのお話が しやすい様に、画像を並べさせて頂きました。

こちらは、向かって左側のお作品が2015年春に、右側が2015年秋に、 i さんがご制作をされたお作品でございます。

 

iさん猫二匹

 

これらのお作品をご覧頂きましたら 一目瞭然ではないかと思うのですが、i さんは もの凄い速さで ご上達をされています。

どうしたら上手く描けるのだろう?と一生懸命に悩みながら、でも、楽しみながら。
とにもかくにも、お勉強と言うよりは、本当に 楽しんで描いておられます。
分らない事が有れば、その都度ご興味を持って沢山 質問して下さいます。

この目を見張る速さでの i さんのご上達ぶりは、i さんの努力とご熱心さ故の賜物に他ならないのですが、
私はこのご上達の理由を、i さんの絵に向かわれるご姿勢の中にも 発見を致しました。
それらを、お話させて頂きます。

 

i さんは、先ず、ご自身が 『 描きたい! 』 と思ったものを描かれています。
題材とするモチーフには、必ずそのものの持つ美に対して、純粋に心から感動をされたものを選ばれています。
これはごく当たり前の事の様ですが、見落としがちな、とても重要な事です。
( 自分が描きたいと思ったものであれば、途中で難しい所が出てきても 頑張れますので…(^-^;)ゞ  )
絵を描ける様になる為の練習ではあっても、i さんにとっては、練習の為の絵の制作ではないのです。
この事は、以下のエピソードからも良くお分り頂けるのではないかと思います。

当教室の通信レッスンに限らず、通信講座などでも 添削を受けたご自身のお作品が戻って来ると、
一般的には、作品の添削や、質問した内容への回答、講師からのメッセージを読まれ、 『 なるほど! 』 と理解をされる。
そして、理解した内容を 次の制作に生かそう!となさる、これが一連の流れではないでしょうか?
i さんのレッスンに対するご姿勢は、これとは少し違っています。
i さんは、添削が戻って来た後、ご自身の手でお作品の問題部分を修正し、描き方が分らなかった箇所には手を加え、続きを描き、
1つ1つのお作品を、必ず完成させておられるのです。

頭での理解に加えて、必ずご自身の手を動かして、 手での理解も 積み重ねていっておられます。
覚えた知識を次の制作に生かそうとするのではなく、そのお作品の中でつまづいた所を
きちんと解決してから次のお作品へ進むこれを繰り返しておられます。

私は、i さんのレッスンを通して、揺るがない技術を身に付けていく為には、
描き始めた作品は、今持っている出来る限りの力で きちんと最後まで仕上げる、この繰り返し、積み重ねが最も重要 
なのだと改めて感じました。

理解したで終わってしまえば、問題は解決されないままで、知識や概念だけの積み重ねになってしまいます。
残念ながら、これでは本当の技術は身には付いてくれません。
お勉強では、予習、復習が大切と言われますが、i さんは正に この復習を自ら自然にして下さっていたのです!
これも全ては、i さんのお人柄と、ご自身が描きたいと思ったものを描き、
1つ1つのお作品に対して平等に愛情を注がれているから出来る事なのだと感じます。
i さんの絵に向かわれるご姿勢から、沢山の大切な事を学ばせて頂きました。 iさん、本当に有難うございます!(^-^)-
皆様にも是非 これらをお伝え致したく、今回こちらに書かせて頂きました。

 

iさんの水彩色鉛筆2

 

最後に…。 i さんのご自身の制作に対するご感想も、添えさせて頂きたいと思います。

『 自分の完成したどの作品を見返してみても、これを一体どうやって描いたのか?、何をどの様に使ったのか??、覚えていないのです… 』

との事でございまして…(^-^♪   i さんのチャーミングなお人柄が 伺えますよね (笑)
ご自身のお作品に対して、いつもご誠実で、一生懸命なご姿勢で向かわれているからこその、素敵なお言葉です。

 

最後までお読み下さいまして有難うございました(^_^)
そして、お作品をご紹介させて頂きましたi さんにも、有難うございました★ i さん、次回のお作品も、楽しみに致しておりますね🎶

 

 

 

 

 

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