春のお野菜、えんどう豆を描いてみますよ (*^_^*)♬
こんにちは! 今回は…。
水彩色鉛筆画の制作過程をご覧頂きながら、その描き方 と、お道具の使い方など をご紹介致したいと思います!
前回は 猫編 を掲載させて頂きましたが、今回はその第2弾、お野菜の 『 えんどう豆編 』 でございます (^-^)★
画材などについての詳しいご紹介は、 猫編 をご参照頂けましたら幸いです。
小さなお作品になりますが、風景画のご紹介は、こちら でご覧を頂けます。
今回も記事の1番最後には、恒例(?)の動く画像も掲載させて頂いておりますので、是非ご一緒にご覧になって下さいませ ★
早速ではございますが、先ずは 完成作品からご覧下さいませ(#^.^#)
今回は、こちらのお作品の制作過程をご覧頂きます。
それでは、制作をスタート致しましょう (^_^) モチーフもご一緒に ご紹介させて頂きます ★ミ
無農薬で栽培された 採れたての美味しいえんどう豆を頂戴致しました (^-^) ♥
そのまま直ぐに食べてしまうには勿体無くて、絵に残したく思い、こちらをモチーフにする事に致しました。
今回 私が制作する為に選びました用紙は、キャンソン紙のホワイトです。
紙の表面に、結構な凹凸のある水彩画用紙で、パステル画の制作にも適しています。
先ずは鉛筆で、軽く全体の構図を取っていきます。
線は後程、綺麗に整理致しますので、間違った線を引いてしまっても、気にせず進めます。
私は今回、鉛筆の濃さはBを選んでみました。
この下描きの作業で、あまり濃い色を使うと、次の色鉛筆や水を加える作業の時に画面を黒く汚してしまいますので、
HB、B 辺りの鉛筆のご使用がお奨めです。
先程の下描きの線を、色鉛筆を乗せる作業の前に、一通り整理致しました。
間違った線、余分な線は、文字消し用のプラスチック消しゴムで綺麗に消します。
練り消しゴムは紙の表面を汚して、後の作業に影響が出てしまう為、私は練り消しゴムは使用致しません。
では、色を置いていきましょう (^-^)☆ミ
色鉛筆での作業を開始致しましたが、この段階では、未だ 構図を取る作業の続きでございますね (^_^;)
布地の模様を何処に描くか、その色分けの線を引きました。
次はこの線に合わせて、布地の色を置いていきます。
ざざっと、水彩色鉛筆で色を置きました。
水を加えると色は綺麗に広げられますので、この段階できっちりと色を密に置いていく必要はありません。
色鉛筆の描き方はザックリですが、各所には1色だけではなく、2色以上の色を重ねています。
色を重ねる事によって、水を加えた際、奥行きのある色彩になってくれます(^_^)
予期せぬ美しい効果が得られる時が有りますので、是非、色々とチャレンジして下さい。
色際の研究になりますよ-★
布地に一通り色が置けましたので、今度はお豆さんにも 先と同じ様に色を置いていきます。
この段階で きちんと、立体の明暗、光と影の位置を良く観察して下さい。
そしてそれを理解し、光と影を、色で表現 していきます。
ここでは光の色には黄色を、影の色には濃い目の緑色を使っています。
布地に出来た影も描きます。 布地の影は、主に紫色を使いました。
さてさて、この画像でございますが…。 先の画像と比べると、一体どこが変わったのか、お分かり頂けますでしょうか‥‥??
答えは、豆(球)と、サヤの頭の部分に付いたガクに、筆で水を加えました(^-^)♥
さぁ、いよいよ ここから、水での作業開始でございますよ!-★
えんどう豆の部分全てに、筆で水を加えました。
水を加える作業でも、きちんと明暗を意識して描いていきます。
光の色の表現に使用した色(黄)と、影の色に使用した色(濃い目の緑)の描写が混ざって一色になってしまわない様に、気を付けながら水を絵筆で加えていきます。
それぞれの色を混ぜてしまわない為には、筆の洗浄が欠かせません。
先ずは明るく色の薄い部分から → 暗く色の濃い部分へと 作業を進め、描いてきます。
この様に描き進める事で、明るい色を汚さずに、綺麗に仕上げられます。
光を表している黄色の部分に水を加えたら、1度筆を洗いましょう。
そして、綺麗になった筆の水分量を適度に調節して、次の影の部分にも水を加えます。
( もし、筆に水が多く付き過ぎてしまった時は、布巾などで余分な水分を吸い取って下さい。 )
ここで大切な事は、塗り絵をしない と言う事です。
色を塗っているのではありません。 絵を描いています。
ですから、筆で絵を描いていると言う事を常に意識しながら 作業をして下さい。
筆と水を使って、絵を描くのです。
そして、背景の布地にも同様に水を加えました。
この作品の場合、マス目の四角形を1つ1つくっきりと描きたい為、1つの四角形に水を加えた後は、
その水が乾くまで隣の四角形には作業の手を付けない様にします。
濡れている状態で、隣り合う部分に水を加えてしまうと、お互いの色がそれぞれの部分へと流れ込んで混じり合い、境界線が消えてしまいます。
逆に、境界線を描かず、滑らかな描写がしたい場合は、濡れている間に どんどん作業を進めていきます。
色々な描写表現を作る為には、水の乾き具合を見ながら作業を進めていく、これが必要です。
はい、それでは これにて 完成 と致します!(#^-^#) お疲れ様でございました★ ★
では、ここからは、ご参考までに その他の画像もご紹介させて頂きたいと思います。
比較しやすいかと思い並べてみたのですが……。 何だか良く分らない、ややこしいお写真になってしまいましたね…(笑;)
画像下部にございますのが、絵のモチーフに致しました えんどう豆さんたちです。
その上部にございますのが、水彩色鉛筆画の完成作品です。
絵肌と筆使いをご確認頂けます様に、部分アップの画像も 掲載させて頂きます! (*^_^*)♬
さらにアップでございます(笑)
『 明暗、光と影を描き分る 』 と言う言葉の意味を、こちらでお伝え出来ておりましたら嬉しいのですが……(^-^;)?
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水彩色鉛筆は、塗り絵にも使用されておりますが、本来は 水彩画 を描く為のお道具で、立派な画材です。
戸外で水彩画を描くとなると、慣れないうちは お道具の持ち運びから なかなか大変ですが、水彩色鉛筆なら とても手軽に水彩画が楽しめます。
現場では、水彩色鉛筆でスケッチをする。 帰宅後、そのスケッチに水を加えて描き、作品を完成させる。
こんな風にすると、お出掛けや旅行の楽しみが広がりますね (^_^)
それでは最後に、お約束の 動く画像で おさらいをどうぞ‥‥!★
最後までご覧下さいまして 有難うございました!(^_^) ☆★★
とても素敵な絵ですね(*^^*)綺麗です!販売はしていないのでしょうか?
さやさや様
ご興味をお持ち頂き光栄に思います。
講師個人の絵画作品は個展等にて販売をさせて頂いております。
その他ご質問等のお問い合わせにつきましては、当ホームページ内にございます『お問い合わせフォーム』よりご一報頂けましたら幸いです。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
有難うございます。