歌川広重 『名所江戸百景』 の七夕さま

市中繁栄七夕祭( しちゅう はんえい たなばた まつり )

 

こんにちは!(^-^)☆ミ
こちら堺は この数日快晴が続いておりましたが、昨日からまた梅雨らしいお天気に戻って参りました☔
この雨で、お米の苗も育ちそうですね。

さて今回は…。
私達日本人には普段あまりにも存在が身近過ぎて、なかなかじっくりと見る機会の少ない 浮世絵作品 をご紹介させて頂きたいと思います
7月7日の七夕祭の日🎋から少しタイミングがずれてしまいましたが、ご一緒にお楽しみ頂けましたら幸いでございます…(*。^;)ゞ

 

今回ご紹介させて頂きますお作品は、江戸時代の浮世絵師・歌川広重(寛政9年(1797年)~安政5年(1858年))作の、
 『 名所江戸百景 』 の中からの1枚でございます

江戸名所百景は、文字通り、お江戸の名所(眺めの良い所)の風景を題材として描かれた、浮世絵版画の作品集です。
この江戸名所百景に収められている作品数はと申しますと、
広重の死後の翌月の改印(あらためいん)のある3枚、二世広重との落款がある1枚、目録1枚を含めると、全部で120枚にも及びます。
還暦に達した彼の絵師人生の集大成とも言える、素晴らしい作品の数々で構成された大作です。

 

歌川広重の名所江戸百景七夕の図

 

春、夏、秋、冬と題材を得て、各名所の四季の風景が 情感と共に美しく綴られています。
ご紹介させて頂きますお作品は、七夕祭りを題材に描かれた 『 市中繁栄七夕祭 』 でございます。
江戸名所百景では、秋の風景として描かれています。  この時代の7月は、今よりもずっと涼しかったのでしょうね…(^-^;)

 

このお作品を眺めておりますと、町に流れる夕方の涼しい風を感じ、その風に泳ぐ笹のサラサラと言う音、
そして、家々の軒先に吊るされた風鈴の音色までもが聞こえて参りました(#´-`#)
画面には人物は描かれておりませんが、町に暮らす人々の活気も感じられます。

折に触れ、またこのシリーズから、素敵なお作品をご紹介出来ればと思います

最後までご覧下さいまして、有難うございました!(^^♪

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