水彩色鉛筆の描き方、使い方 vol.3 【葉書サイズ・金魚編】

☆ 残暑お見舞い申し上げます ☆

 

 

水彩色鉛筆の描き方(金魚)9

 

 

こんにちは! 先週の大阪府の最高気温は、38℃を超えた日がございました (+_+;)~◎○。。
空や雲の様子を眺めておりますと 秋を感じる様になって参りましたのに、まだまだ真夏の陽気が続いておりますね。
…と申します訳で、束の間の涼を求めて、水彩色鉛筆で 『 金魚 』 の小品を描いてみました。
皆様のご体感温度も、少しでも下がりましたら幸いでございます…(#^.^#)ゞ

 

そして、折角の機会でございますので…(^^♪
こちらのお作品 ( 水彩色鉛筆画 ) の制作過程も、合わせてご紹介させて頂く事に致しました

水彩色鉛筆画の描き方につきましては、前回は  えんどう豆編 、その前は  猫編  を掲載させて頂きました。
画材などについての詳しいご紹介は、  猫編   をご参照頂けましたら幸いです。
小さなお作品になりますが、風景画のご紹介は、こちら でご覧を頂けます。

 

今回は趣向を変えまして、先ずは 動く画像 から掲載させて頂きます!(^-^)
この後、完成までの制作の様子を、順番にご説明を添えてご紹介をさせて頂きます。
それでは どうぞ、ご覧下さいませ…☆彡

 

 

  • 水彩色鉛筆の描き方(金魚)1
  • 水彩色鉛筆の描き方(金魚)2
  • 水彩色鉛筆の描き方(金魚)3
  • 水彩色鉛筆の描き方(金魚)4
  • 水彩色鉛筆の描き方(金魚)5
  • 水彩色鉛筆の描き方(金魚)6
  • 水彩色鉛筆の描き方(金魚)7
  • 水彩色鉛筆の描き方(金魚)8
  • 水彩色鉛筆の描き方(金魚)9

 

 


 

 

 

先ずは、今回使用しているお道具のご紹介でございます。 いつもと同じお道具です(^_^)

 

 

水彩色鉛筆画の画材

 

 

それでは、制作を始めますよ (^-^)-

 

 

水彩色鉛筆の描き方(金魚)2

 

 

葉書きサイズの画用紙 ( ニューブレダンと言う紙を選びました ) に、HBの鉛筆で金魚の形を描きました。
現在の私は金魚を飼っておりませんので、金魚は 『 金魚の飼い方 』 の本を資料にして描いております。

次は、この鉛筆の下描きの上に、水彩色鉛筆で色を置いて参ります。

 

 

水彩色鉛筆の描き方(金魚)3

 

 

赤い金魚には、黄色・オレンジ色・朱色・赤色、影の部分にはワインレッド色を使っています。
黒いパンダ柄の出目金さんには、黒色・白色、影の部分には水色をつかっています。

一通りに色が置けましたので、次は、こちらに絵筆で水を加えて参ります(^-^)

 

 

水彩色鉛筆の描き方(金魚)4

 

 

水を含ませた絵筆で、色鉛筆の色の上をなぞっていくと、色鉛筆の粒子が水に溶けて、この様に色が広がっていきます。

赤い金魚も、パンダ出目金も、薄い色合いの部分から濃い色合いの部分へと描き進めております。
具体的に申しますと、真ん中の赤い金魚の尾びれでは、尾びれの先端から付け根の方向へと向かって絵筆を運んでおります。

背びれはオレンジ色、体は朱色になっておりますが、
この描写の際は、先に背びれに水を加え、この水分がしっかりと乾いてから、体の朱色を描いております。
この様に、部分部分を乾かしながら作業をする事によって、隣り合う色同士が混じり合わない描写が可能になります。
( 逆に、乾いていないうちに次から次へと描き進めていきますと、色が混じり合った均一的な描写になります。)

 

 

水彩色鉛筆の描き方(金魚)5

 

先程と何が変わったのか分りづらいはと思いますが…(^-^;)ゞ

赤い金魚の目をもう少し黒くして、パンダ出目金のひれに手を加えて縞模様の描写を入れました。
ひれの縞模様は、水を含ませた絵筆で 『 色を取り除く方法 』 で表現しております。

【 やり方 】

  1.  綺麗な水を含ませた絵筆の先端を使い、縞模様を描きたい部分を水で何度かこする様にして、なぞり描きする。
  2.  なぞり描きした水分が乾かないうちに、この上をティッシュやタオル等でトントンと軽く叩く様にして、水分を取る。
    そうすると、この水分と一緒に、余分な色も取り除く事が出来ます。

尾びれの縞模様は、この様に描きました(^_^)

今回のお作品は、金魚が泳いでいる絵に致したいと思いますので、次は、少し背景に影を描いてみます。

 

 

水彩色鉛筆の描き方(金魚)6

 

 

金魚の下に水色の水彩色鉛筆でザックリと影を描いてみました。
これにまた、水を加えて参ります。

 

 

水彩色鉛筆の描き方(金魚)7

 

 

これで少し、金魚が涼し気に泳いでくれるかなぁ~?と思っていたのですが…(*´。`;)ゞ=3
まだ あまり涼しさを感じませんでしたので、さらなる涼を求めて、背景に色を加える事に致しました(笑)

 

 

水彩色鉛筆の描き方(金魚)8

 

 

水を加えた後との変化をお分り頂き易い様に、敢えて雑に描いております…!(笑)

水色、青色、薄紫色の水彩色鉛筆で、背景にザックリと色を置きました(^-^)
こちらにも先と同じ様に、絵筆で水を加えて参ります。

 

 

水彩色鉛筆の描き方(金魚)9

 

 

水を含ませた筆でなぞっていくと、先の雑だった水彩色鉛筆の描写がこの様に変わりました(^_-)-

夏場ですから、クーラーが入って居る室内でも、描いている途中からどんどんと水分が蒸発していきます(+_+;)
その為、あちこちにムラが出来てしまったのですが、それが水の波紋の様になって、結果的には面白い効果となりました 

背景全体に水を加えましたら、先に描いていた薄い影の色が消えてしまい、メリハリの無い画面になってしまいましたので、
水色が乾いた後、金魚の下にもう一度影を描き足しました。
こちらの描写方法は、濡れた絵筆の先で色鉛筆本体の芯を何度かこすって筆に色を移し、
その色の着いた絵筆で描いております。
イメージ的には、色の着いた筆で絵を描く、水彩画制作と同じ方法ですね。
金魚の目にも、光の白色を入れました。 こちらも、同じ方法で白色を加えております。
サインも入れまして、今回のお作品は、こちらで完成と致しました。

 

 

水彩画金魚額縁入り

水彩色鉛筆画 『 金魚 』 ( 講師 ・ 葉書サイズ )

 

ちょっとした制作にも、水彩色鉛筆は便利な画材でございますよ 是非あなたも、ご一緒に如何でしょうか?

最後までご覧下さいまして、有難うございました (#^-^#)-

 

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