透明水彩絵の具でイラスト制作
こんにちは!
今回は、イラストの描き方をご紹介させて頂きたいと思います(#^-^#)-★
とは申しましても、決して難しいものではございませんので、
イラストが完成していく様子をご一緒にお楽しみ頂けましたら幸いです♪
それでは先ずは、イラストの完成作品からどうぞご覧下さいませ(^-^)/))
こちらのイラストは、A4サイズ(210mm×297mm)の水彩画用紙に、ペンと透明水彩絵の具を使用して描きました。
当教室のマスコットキャラクターの絵美子ちゃんと、お友達の猫ちゃん達です(^。^;)ゞ
私が制作に使用致しました画材も、この後、制作を始める前にご紹介をさせて頂きます(^-^)
そして、この記事の最後には、毎度ご恒例となりました 動く画像 も掲載させて頂いております。
是非合わせてご覧下さいませ!(^-^♪
こちらは完成作品の部分アップ画像でございます★
それでは、私が使用致しましたお道具をご紹介させて頂きます!(^-^)☆ミ
左上から時計回りに、
- 筆洗‥‥水彩筆を洗う為に使用します。
- 顔料インク‥‥主線を描く為のインクです。
- つけペン‥‥このペン先にインクを付けて、主線を描きます。
- 透明水彩絵の具‥‥イラストの着色に使用します。
- 水彩画用の筆‥‥透明水彩絵の具で着色をする時に使用します。
- 水彩画用紙‥‥この紙に本制作を行います。
- シャープペンシル‥‥ラフ画(下絵)と、本制作の下描きに使用します。シャープペンシルの代わりに鉛筆使用でもOKです。
- 消しゴム‥‥ラフ画(下絵)と、本制作の下描きに使用します。
- マスキングテープ‥‥ラフ画の用紙と水彩画用紙を重ねた時、2枚の紙のズレを防ぐ為に使用します。
- A4サイズの上質紙‥‥ラフ画(下絵)をこの紙に描きます。
- トレース台(ライトボックス)‥‥ラフ画(下絵)を水彩画用紙に写し取る為に使用します。
- 水彩画用のパレット(撮影を忘れました)‥‥透明水彩絵の具で着色する時に使用します。
- セミハードパステルのピンク色(撮影忘れました)‥‥頬や膝などの一部分の着色に使用します。
では、制作を始めましょう!(^_-)–★
★ラフ画(下絵)から描き始めます。
A4サイズの上質紙(コピー用紙や落書き帳の用紙)に、シャープペンシルを使用して、大まかな線を描きました。
(※ 私の場合は濃さ2Bを使用しております。鉛筆の使用でもOKです。)
この段階で、動きを捉えた表現を試みます。
人物(キャラクター)を描く時は、先ずは体の形(着衣の無い裸体のポーズ)を描き、
そこに動きに合わせた服(コスチューム)を着せていく様にすると、自然な形が得られやすいです。
イラストは自分の描きたいものを頭の中で想像し描いていく訳なのですが、
イラスト制作においてもデッサンをする時と同じ様に、
この紙の中に、どれくらいの大きさで、どの位置に描くのか…。
これを、ラフ画の段階で何度も試行錯誤を重ねて、自分の気に入った線と形を見つけていきます。
【ラフ画と本制作の紙を使い分ける理由は…?】
何故、本制作の水彩画用紙の上に、いきなり下絵を描かないのかと申しますと、
本制作の紙の上で試行錯誤をして何度も描いては消すと言う作業を繰り返してしまいますと、
結果、紙肌を傷め、着色時に弊害が出てしまい綺麗な作品に仕上げられなくなります。
その為、ラフ画、本制作、と2枚の紙をそれぞれ使い分けるのです。
ラフ画の制作は、美しい本制作をする為の準備の場とお考え下さい(^-^)
先程の人体のポーズに、服(コスチューム)を描き加えました。
合わせて、顔も描きました。
本制作に不必要な線は、この段階で綺麗に消しておきます。そうした方が、写し取る作業(トレース)の時、スムーズに進められます。
次は、本制作用の水彩画用紙に、このラフ画をトレース(写し取り)して参ります(^-^)!
トレース台(ライトボックス)の電源を入れ、その上に先程描いたラフ画を置き、その上に水彩画用紙を重ねました。
写し取る作業時に2枚の紙がズレない様、所々、適当にマスキングテープで留めております。
下から透けて見えているラフ画の線を、シャープペンシル(鉛筆でもOK)でトレース(写し描き)します。
修正した方が良いなぁ、と思う箇所が有れば、その都度臨機応変に線を調節していきます。
こちらの画像で、その様子がご確認頂けるかと思います(^-^;)ゞ
全体のトレースが終われば、次はいよいよペン入れでございます!
鉛筆の下描き線の上を、つけペンにインクを付けて、なぞり描きを致しました。
(この作業をペン入れと呼びます。)
私が使用しておりますペン先の形状はGペンです。
Gペンは筆圧によって線の太さが変えられますので、私はこちらを気に入って使用致しております★
この様なつけペンが手に入らない場合は、耐水性のインクペン(顔料系インク)を使用致しましょう(^-^)
インクペンなら文具店で手に入りますので、お手軽です。
ペン入れが完了すれば、着色です。
その前に、下描きの鉛筆線や、周囲の鉛筆汚れは消しゴムで綺麗に消しておきましょう。
(画像の右端に少し写っておりますのは製図用のブラシで、消しゴムのカスを画面から払う為に使用致します。
1つ持っていると便利です。)
近くで見ると、こんな感じでございます(^-^)↑
私はセピア色のインクを使用しております。
全体のペン入れが完了致しましたので、次は着色でございます(^-^♪
私の場合は、人体から着色を始めます。
肌の表現につきましては私は少し特殊な描き方をしておりますので、ご参考までにご覧頂けましたら幸いです…(^_^)ゞ
先ずは肌色を少し濃い目に置きます。
次に、光を受けて明るくなるであろう部分の色を、水で濡らした筆を使用して絵の具を取り除き、光の表現を作っていきます。
一般的な肌の描き方は、先ずは薄い色を置いて、次に影になるであろう部分に濃い色を重ねていく、と言う描き方を致します。
私の場合は、肌の作り方においては一般的な描き方とは全く逆の制作手順を取っております。
頬、唇、耳たぶ、膝、肘の部分にパステルのピンク色を少し刷り込みました。
(使用画材のご紹介で、パステルのご紹介をうっかり忘れておりました…(@_@;)ゴメンナサイ!)
肌の部分の着色が終わりましたので、次はコスチューム、その他の着色をして参ります★
猫が 何だか毛の生えていない子達みたいですね…(笑)
着色は、薄い色から進めていきます。
(水彩画の場合は、初めから黒色等の濃い色を使ってしまいますと、後の作業で絵を汚してしまう事に繋がりますのでご注意下さい。)
スカートのピンク色の部分は、全体に明るいピンク色を置き、その水分がまだ残っているうちに
濃いピンク色を所々(影になるであろう部分)に重ねて置き、描いております。
先の色が乾き切ってしまう前に、この様に違う色を重ねていきますと、
色同士が混じり合いながら広がっていき、ふんわりとした表現が出来ます。
エプロンと靴下等の白い部分にも、白色絵の具で着色をしております。
全体の着色が終わりました。 今回のイラストは、こちらで完成でございます !
お疲れ様でございました(^-^)~★
髪の艶の部分は、先の肌の表現の時と同様に、水で濡らした筆で色を取り除き、表現しております。
頬、耳たぶ、唇、鼻の先、リボン、髪のライン、瞳のハイライト等の部分に、
白色の絵の具を使用して、光の表現を行っております。
左の猫(太郎)の口元と胸元、両猫の耳毛と瞳のハイライト部分等にも、白色絵の具を使用しております。
それでは、お待たせを致しました。 動く画像にて、初めからの制作をどうぞご覧下さいませ(#^。^#)★
こちらは、最後におまけです。 本年の年賀状にアレンジしたものでございます(^_^)
イラストの描き方も、また折を見て掲載して参りたいと思っております(^-^)/))
最後までご覧下さいまして、有難うございました★★★