【作品紹介】サキさん、たいせい君、はるかちゃん(鉛筆デッサン)3点

モチーフの捉え方のお話も

 

こんにちは!
こちら堺は時折、初夏の空気を感じる程 すっかり春の陽気となっております(^_^)
ご近所を散策致しますと、至る所で花盛りでございますよ🌸🌹🌼

 

お陰をもちまして、3月にございましたご生徒様と私の公募展(関西一陽展)出品も無事に終わりました。
お忙しい中、また、ご遠方にも関わらず展覧会にお越し下さいました方々、
誠に有難うございました。
この場をお借り致しまして、心より御礼を申し上げます。
展覧会場の様子は写真に収めて参りましたので、
後日、編集が整い次第 ご紹介させて頂ければと思っております。
どうぞお楽しみに…(^-^)

 

教室では、まだまだご生徒様の公募展や絵画コンクール出品の為のご制作が続いております。
それぞれに制作期限が有る為、最後は集中力を要する作業になります。
期限の有る制作は大変ですが、これもまた公募展チャレンジの醍醐味です。
日常には無い、緊張感のある不思議な時間が過ぎて行きます。
私自身は毎回、人生において貴重な時間を経験させて頂いている様に感じます。
頑張った分、素晴らしい作品と、思い出と言う宝物がまた一つ増えます。
公募展へチャレンジされている皆様、どうか頑張って下さいね!(#^.^#)🚩✨

 

さて今回は…。
ご生徒様3名のデッサン作品をご紹介させて頂きます

 

それでは早速ではございますが、どうぞご覧下さいませ (^。^)/))

 

 

 

サキさんのデッサン

 

 

 

先ずはこちら、サキさん(20代女性)のお作品でございます(^-^)
F4号サイズの画用紙に描いて下さいました。

サキさんはご入会時から長く、ペンと水彩絵の具によるイラスト作品をご制作されていました。
その後はデッサンの面白さに魅了され、現在は デッサンのお勉強を積極的に続けて下さっております。

モチーフに致しましたのは紙製の箱です。 外面は白色、内面は段ボールの黄土色になっています。
白い物体の陰影表現も濃くし過ぎてしまう事も無く、それらと内面の段ボールの色彩との対比表現も美しく、
とても素敵なデッサンに仕上げられましたね
この調子で描いて参りましょう(^_^)!

 

 

 

たいせい君のデッサン

 

 

 

続きましては、たいせい君(高校2年生)のお作品でございます(^-^)
B4サイズの画用紙に描いて下さいました。

たいせい君は、春から高校2年生になられました。
ご入会時は中学生で、漫画家志望、とにかく漫画を描くのが大好きで、そしてビックリする程とってもお上手なのです!
今は、イラストレーターになる事等、夢の幅もどんどん広がって行っております。
将来が楽しみですね…(*´-`)

今回のお作品は、私の難題に応じて下さいました(笑)
モチーフは、大きな透明のビニール袋に詰めた沢山の緩衝材(発泡スチロール製の梱包資材。しかも、白色とピンク色の2色入り!)です。
沢山の物体があると、ついつい一つ一つの輪郭だけを只々追って、その形を線で描こうとしてしまいます。
また、透明のものは陰影が捉えづらく、こちらも輪郭と、白い光だけの表現に陥ってしまいます。
たいせい君も、このお作品ではそれらに随分と悩まされました。

デッサンでは、100個のものが有っても、それを一つの塊として捉えます。
その様に物体を見る事で、全体の大きな陰影が見えてくるのです。
1個1個の表面に出来ている陰影表現を追求していくのは、全体を一つの大きな塊として見て、その陰影を大きく捉えた後の事です。
初めから1個ずつの描写をしようとせずに、この順序で陰影を作って行きましょう。
透明の物体でも、面の集合体(多面体)である事を意識して下さい。
そうすれば、段々と透明の中にも陰影が見えて参ります。

本当に難しいモチーフでしたが、たいせい君は持ち前の根気と集中力で、立派に仕上げて下さいました👏✨
良く頑張って下さいました! 素晴らしいですよ(#^.^#)!
次からは もう一回り大きな画用紙でデッサンを進めて参ります。
さらにレベルアップを目指しましょう★彡

 

 

 

はるかちゃんのデッサン

 

 

最後は、はるかちゃん(高校3年)のお作品でございます(^_^)  久々のご登場です!
F6号の画用紙に描いて下さいました。

はるかちゃんも芸術系のご進学を目指さして、ご熱心にデッサンのお勉強を続けて下さっております。
今回のモチーフは、はるかちゃんがご愛用中の眼鏡でございます👓
この様な左右対称であったり、同じ形状のものが連続しているモチーフは、一見 単純で簡単そうに思ってしまいます。
しかし、実は難しいのです。

同じ形のものを一つの画面の中にいくつも描写する時。
自分からモチーフまでの距離、光源からモチーフまでの距離、それぞれが違いますから、
同じ形のものであっても、形の見え方、陰影、感じる空気、目に映る色彩、全てが違ってきます。
これらを正確に捉えつつ、全体の均衡も取って描写をしなければなりません。

今回の眼鏡は、同じ形のものは2個で、左右対称になっています。
はるかちゃんも、最後まで諦める事なく美しく仕上げて下さいました(*´-`)

このお作品からは、私は 何だか私情を感じ、眼鏡が持つストーリーが想像されました。
作者が愛しているパートナーだからかもしれませんね。
絵画としても、とっても素敵ですよ。
この調子で進んで参りましょう(#^.^#)

 

 

はるかちゃんのデッサン 眼鏡写真

【記念撮影】はるかちゃんの眼鏡と デッサンの眼鏡

 

 

サキさん、たいせい君、はるかちゃん、素敵なお作品をご紹介させて頂き有難うございました
次回のお作品も楽しみに致しております(#^_^#)!

最後までご覧下さいましたあなたにも、有難うございます

 

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