猫の肖像画
こんにちは!
立春間も無く日本列島は真冬の寒さとなっておりますが
暦の上では春を迎えましたね(#^-^#)★
レッスンの終了時間(16時)の窓の外が、随分と明るくなり
日に日に春の訪れを感じております🌸
今回は…。
僭越ながら私 講師の色鉛筆画をご紹介させて頂きます✏💕
少しでもご参考になる所がございましたら幸いに存じます(^_^)
出来る限りインターネット(このブログ)を介してでも
絵のお好きな方、お困りの方の指標になれればと思い
ご生徒様方の素晴らしいお作品のご紹介に混じって、私も度々
お邪魔させて頂きますが、どうぞお許し下さいね(#^.^#)✨
普通、画家なら隠しておきたい作品の制作過程や、
その中で失敗して絵が変になっている様子(笑)も
積極的に公開する様に努めておりますので
見掛けた際は笑ってご覧頂けましたら嬉しく存じます💪💕
さて、前置きが長くなりましたが、
それではどうぞご覧下さいませ(^。^)/–★
後半は、技術的なお話もさせて頂きます。
私のスペイン人のお友達 Ana(アナ)さんの愛猫、
Sugus(サガス)ちゃんを色鉛筆で描きました👩🎨💖
アナさんとサガスちゃんはスペインの首都マドリッドに在住🇪🇸
本作は、まだ赤ちゃんだった頃のサガスちゃんでございます★
本来、肖像画はモデルさんを直接見ながら描くものですが、
それが不可能な場合はお写真を頼りに制作を致す事になります。
今回は、アナさんの一番気に入っているお写真からの
制作でございました。アナさんにご提示頂いたお写真は
私の好みとは裏腹に画家なら絶対に避けたいものでした(笑)
一目で猫だと分からない赤ちゃん時代のお姿、
猫らしき曲線の無いポーズ、しかも仰向け、
さらには頭が逆さま…(^-^;)ゞ
何故こんな難しいお写真を選ぶの‼️と思いつつ
自分では決して選ばない構図でございましたので
感謝しながら有り難く制作に取り掛かる事が出来ました💪(笑)
ご本人ならぬ、ご本ニャンも ご紹介させて頂きますね📸💕
ご成長された最近のお写真もどうぞ❣(^_^)
一見、黒猫ちゃんですが
良く観察するとシルバーブラックの虎猫ちゃんでございます。
それでは、制作の技術的な面からのお話も致しましょう(^_^)✨
私の色鉛筆画は、制作中に「塗る」作業は有りません。
何故ならそれは「塗り絵」では無いからです。
絵画を制作している為、塗らずに 『描く』作業に徹します。
ズームアップのお写真も掲載させて頂きますね。
「塗る」と『描く』の違いが伝わると良いのですが…(^-^)?
そして、制作の元になったお写真も
合わせてご紹介させて頂きましょう(#^.^#)📸💕
洋画を描く際に、対象物において絶対に見なければならないもの
それは、光と影の存在です。
①光源の位置、②光が差す方向、③光によって出来た影 を
見つけて描いていきます。
これらを捉えて描く事で、立体表現が可能になるのです。
実物を目の前にしたデッサンや制作でもこれは常に
注意すべき事ですが、写真を元にした制作ならば尚の事
注意をして対象を観察しなければなりません。
「絵が平面的になってしまう」とお悩みの方が居られますが、
原因はこれらを理解し捉え、その表現が出来ていないからです。
対象物に存在する模様や色だけに目や注意が奪われてしまって
いるのです。
制作時には、前述の①②③を良く観察します。
以上を踏まえて、本作を解剖してみましょう。
次の様になります…(^.^)/★
猫の模様や色合いを表現する事に一生懸命にならないで
終始、画面全体の光と影を追いながら描いていきます。
ご参考までに、私が絵をどの様な状態で描いているのかも
お目に掛けますね👩🎨💖
殆どの場合、スケッチブックから外し取った画用紙を
画板に目玉クリップ又はマスキングテープで固定した状態で
制作を致します(^-^)
また、10号以内の作品の場合は
大きな紙からそのサイズを切り出すのは手間が掛かりますので
規格サイズのスケッチブックを購入して
それから外し取って使用しております。
スケッチブックさん、有難うございます!!✨
そして最後に、現在の彼女のお姿もどうぞ🐾
凛々しい表情になられました💖✨
実は、アナさんから 成長したサガスちゃんの肖像画も
ご希望頂いております(*´-`)★
アナさん、次回はさらに画家泣かせなお写真を選んで下さいね‼️
期待致しておりますね(笑)💪💕
可愛いサガスちゃんを描かせて頂き、有難うございました❣❣
最後までご覧下さいましたあなたにも、有難うございます★★★