楽しく練習
こんにちは!
今回は…★ お久しぶりに、
『 デッサンの描き方 』 を掲載させて頂きます(^.^)!♪
前回のvol. 4では、構図と素材表現のお勉強をする為に
複数のモチーフ(5個)を描いてみました。
そして今回は、『デッサンの描き方』と銘打っておりますのに、
意表を突いた(?) イラスト作品の登場でございます(^_^)✨
鉛筆によるイラスト制作を通し、皆様とご一緒に
デッサンを上達させる為のお勉強を致したいと思います。
前回までの記事は、下記ページにてご覧を頂けます。
- vol.1 ( ドラえもんの縫いぐるみ編 )
- vol.2 ( ティッシュボックス編 )
- vol.3 ( ガラスのコップを持つ左手編 )
- vol. 4 (ワインボトルと玉ねぎ、タオル、スプーン編 )
- 【2023年2月12日追記】
vol.6 椎茸(パッケージ入り)編
それでは先ずは、鉛筆で描いた作品の全体像をご覧頂きます。
私が描いたオリジナルのキャラクターで恐れ入ります(^_^)ゞ
巳年(みどし)のキャラクターとして、
蛇を擬人化して作った 女の子でございます🐍🎀
一見、アカデミック(堅実で正統的)なデッサンのお勉強に
キャラクターのイラストを持ち込むなど 不謹慎な様ですが、
実は実は、モノクロームの鉛筆だけでイラストを描く事は
なかなか難しいのですよ!(笑)
白い石膏やその他の静物、
人物等のデッサンを行う場合、光と影を追う事に徹します。
そして、正確な形の描写は言うまでも無く、
色の表現、素材感の表現も同じく追求していきます。
今回の『鉛筆でイラストを制作する目的』は
とにかく モノクロームによる色彩作りに徹して、
自分自身がデッサンの際に操れる色と濃淡表現を増やす事です。
貴方が鉛筆によるご自身のイラストを完成させられれば、
次のデッサンでは 必ず以前よりも
色彩表現が自由になっている自分に気付く筈です。
是非、鉛筆によるイラスト制作にチャレンジをしてみて下さい✨
では改めまして、
デッサンに使用する画材からご紹介させて頂きますね。
私が使用している鉛筆デッサン専用の鉛筆セットです。
10H(最も薄い)から10B(最も濃い)の22本有ります。
鉛筆は薄い色になる程、芯が硬質になっていきます。
硬過ぎる鉛筆は紙肌を傷めてしまう為、
私が作品制作で実際に使用しているものは6Hから10Bのみです。
そして、
私はデッサンをする方に声を大にして申し上げたいのですが…。
イラスト制作のみに限らず、
鉛筆はピンピンに尖らせて使って下さい!!
(※ 上の画像参照 (笑))
どんなメーカーの鉛筆でも構いませんし、カッターナイフ、
鉛筆削り器のどちらを使用しても構いませんから、
とにかく ピンピンに尖らせてから使用して下さい。
きちんと先を削る事により、歯切れの良いデッサン、絵が描ける様になります✏️✨
消しゴムもご紹介致しますね。
私が基本的に使用するものは、
文字消し用のごく普通のプラスチック消しゴムと、ペンシル型の消しゴムのみです。
練り消しゴムは紙肌を汚して後の描写を困難にさせてしまう為、私は使用致しません。
もし、鉛筆描写で 上手く鉛筆の色を重ねられない方が
居られましたら、ご自身が練り消しゴムを使っていないか
確認をしてみられて下さい。
そして、使用する紙を幾つか取り上げます。
これらの違いは、紙の色目と、紙肌の凹凸の大小です。
純白色から生成色まで色々有ります。
紙肌も、デコボコしたものからツルツルまで、色々有ります。
今回のイラスト制作には、ヴィファール(細目)を用いました。
この細目の画用紙は、紙肌の凹凸が無く滑らかで、ケント紙と同じく表面がツルツルしています。
表面がツルツルしている紙は、鉛筆の粒子が定着しにくい為、
描写の際の扱いが 少し難しいです。
初心者の方には、先ずは、ごく普通の画用紙等、
色が良く乗る 表面に小さな凹凸の有る紙のご使用をお奨め致します。
主線(キャラクターの輪郭線)には 4Bを用いました。
作品中の1番薄い色の部分(口紅、顎下の影等)の表現には、6Hを使用しています。
各鉛筆の濃淡の目安は、次の画像をご参照下さい。
これらは、単色使いによる濃淡です。
私のイラスト制作では、
HB+2B+3H等、複数の濃さの鉛筆を重ねています。
複数の色を重ねる事によって、豊かな色彩表現が可能になります。
鉛筆で描いた上を指や布で擦る事は、一切致しておりません。
デッサンをする際と同様に、尖った鉛筆の先を使い
細い線を幾重にも重ねて描き、各色を作っています。
パステル画の様に、
擦って色を伸ばしてしまえば簡単で、作業が楽が出来ます。
しかし、それをしてしまうと技術は磨かれませんから、
最後まで頑張って 線描で描いていきます💪✨
リボン🎀、蛇の尻尾の光った艶の表現(白色)は、
最後に消しゴムで シュッと一撫でして、光を描きました★
描写のご解説は、以上でございます(^-^)/-★
今回は ちょっと変化球のレッスンでございましたが、
如何でしたでしょうか?(#^_^#)?
伝統は伝統として重んじ、そこに新しい風も取り入れる事が
出来たなら、よりお勉強が楽しくなると思います。
ご紹介させて頂きましたイラストは、女の子キャラクターで
所謂『萌えキャラ(?)』でしたが、この系統に囚われる事無く、
自由な発想でご自身のイラストを描いてみられて下さいね。
好きな漫画のキャラクターを模写しても良いですし、
好きな動物をキャラクター化して描いても楽しいですね(*´-`)
次回は、受験生さんのご参考になる様な
アカデミックなデッサンに 再び戻りたいと思います(笑)
最後までご覧下さいまして、有難うございます(#^.^#)★★★