鉛筆デッサンの描き方 vol.6 【 椎茸(パッケージ入り)編 】🍄

制作手順を覚えましょう

 

  • 椎茸のデッサン
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  • 椎茸のデッサン(講師)F3号

 

 

こんにちは!(^。^)
『動く画像』の掲載から失礼致します(笑)

 

受験生の皆様、デッサンのお勉強は
進んでおられますでしょうか?👀✨
この記事を最後までご覧頂けましたら
作品の仕上げ方をつかめると思います✏️
動く画像も繰り返し眺めて
ご自身の制作もスムーズに描けるイメージを持って下さいね。
入学試験では、絵を描く楽しみを感じながら
誠実に、丁寧な仕事を 重ねて下さい。
あなたが努力した数だけ、必ず前に進んでいますからね(#^-^#)/✨✨

 

さて、今回は…。 久々の『描き方』シリーズ
『デッサンの描き方』
を掲載させて頂きます!💪💕
デッサンのシリーズは、この度で6作目になります✍️✨

 

デッサンのお勉強に必要なお道具、
鉛筆の持ち方
(非常に重要!)
描く時の姿勢(非常に重要!)
モチーフの動性(ムーブマン)の捉え方や、

その他のデッサンに関する基本的なご説明
下記の第1回から5回までの記事内で
詳しくご紹
介を致しておりますので
これらの詳細説明につきましては、下記記事も
是非合わせてご覧になって下さいね

 

今回は、私の制作過程をご一緒に追いながら
制作手順に集中した内容でお送り致します(^_^)✏️💖
ですので、使用する鉛筆の濃さには敢えて言及致しません。

他には、デッサン絵画制作違い関する大切なお話
させて頂いております。
ご参考になりましたら幸いでございます(^-^)

 

⚫︎ vol.1 ( ドラえもんの縫いぐるみ編

⚫︎ vol.2 ( ティッシュボックス編 )

⚫︎ vol.3 (ガラスのコップを持つ左手編 )

⚫︎ vol. 4(ワインボトルと玉ねぎ、タオル、スプーン編)

⚫︎ vol. 5 ( イラストの制作で 色、濃淡表現を磨く )

 

 

椎茸のデッサン(講師)F3号

椎茸のデッサン(講師)F3号(273×220㎜)

 

描く対象がどんな複雑なモチーフでも
基礎となる見方(形の捉え方、理解)は全て同じ
それが分かれば何でも描ける様になります。

そのご参考になればと思い
今回は椎茸をお店で販売されていたままの姿で
パッケージごと描いてみました(笑)

 

 

椎茸のデッサン(部分アップ)

椎茸のデッサン(部分アップ)

 

描き初めの段階から ご紹介させて頂きます(^-^)/✨

最後には、部分アップのお写真も多数掲載致しておりますよ

 

それでは、そろそろ始めて参りましょう💪💕
先ずはモチーフのご紹介でございます…🍄

 

 

デッサンのモチーフ(椎茸パック)

デッサンのモチーフ(椎茸パック)

 

こちらがモチーフに致しました椎茸のパック詰めでございます🍄

お写真を撮影したタイミングが
デッサンを始めてから暫く経った頃だった為に
お写真の方の椎茸が、若干水分が蒸発していて
しおれ気味になっております(^_^;)ゞ
描き初めの段階では、椎茸はふっくらとしておりました。

お花や野菜など、生物(ナマモノ)のデッサンは
制作の開始からどんどんと姿が変わっていきますので
一番美しい姿を描きたい場合は、ひたすら時間との競争です🏃‍♀️💨

こうした刻々と姿が変化するモチーフを描く際には
そのモチーフが一番良い状態の姿を撮影しておき
その後はお写真を参考にして制作を続けるのも
一つの方法でございます。

しかし、実物ではなく
写真を見ながらの制作(写真模写)になりますと
残念ながら
 その作品は『リアリティ』を欠いたものになります。

デッサン、絵を描く本来の目的は、対象のリアルを描き取る
だった筈。

もし、あなたが今デッサンのお勉強を本気でされている場合、
描こうとする対象が目の前にあるのなら
自分がそれに一番感動した時の姿をしっかりと
目と、頭と、心 に焼き付け

それを頼りに最後まで描き切る訓練をして下さい。
それが『捉える』と言う行為なのでございます。

💡 絵画制作目的とするなら、写真を元に絵を描く事は
有意義な行為でございます。
写真は、制作の為の一つの大切な資料となります。

デッサンのお勉強と、絵画制作区別して下さい。
混同してはなりません。

 

 

デッサン 椎茸

 



 

 

さぁ、それでは始めますよ!(#^。^#)/-))

 

 

椎茸のデッサン(講師)F3号

① 椎茸のデッサン、描き初め

 

使用する画用紙は、水彩紙の細目を選びました(^_^)

 

モチーフを自分が描きたい向きに設置出来ましたら
先ずは、この画用紙の中に、
どれくらいの大きさで、
どの位置に描くのか(構図)を決めます。

これらが決められましたら
鉛筆のお尻の辺り(先端とは反対側)を軽く持って
軽い力で 軽く何本も線を引きながら
全体の形を描いてみます。

今回のモチーフは、容器のトレーの形(四角形)が
全体の殆どを占めていますので、この形を
土台として捉え、制作していきます。

 

💡 細目の画用紙の紙肌は
ケント紙の様にツルツルとしていて
凹凸が殆どありません。
ツルツルの紙は細密画を描くには適していますが
紙の表面がツルツルとしているので
鉛筆の粒子が紙肌に接着しづらい(色が乗りにくい)特徴が
あります。
鉛筆デッサンに慣れていない間は、普通の画用紙の様な
紙肌が少しザラザラとした紙(中目辺り)のご使用を
お勧め致します。
(※ 水彩紙には、荒目、中目、細目、極細目がございます。)

 

 

椎茸のデッサン

② 椎茸のデッサン

 

大体の構図が決まりましたので
歪んでいたトレーの形を修正しながら
ラベルの位置も軽く描きました。

💡 間違えた線、不要な線が沢山ありますが
消しゴムはまだ使いません。

 

椎茸のデッサン

③ 椎茸のデッサン

椎茸のデッサン

③ 椎茸のデッサン

 

ラベルの位置も決まりましたので
次は、椎茸の形も 同様に軽い力で
何本も軽く線を引きながら描いていきます。

💡 消しゴムはまだ使いません。

 

 

椎茸のデッサン

④ 椎茸のデッサン

椎茸のデッサン

④ 椎茸のデッサン

 

 全体の形が捉えられましたので
これから陰影や色彩の描写を開始するにあたり、
今まで描いた不必要な線を一度消しゴムで消して
線を整理致します。

この時に、画面全体を手で擦って黒く汚していましたら
それも一緒に、綺麗に消しておきましょう。

💡 消しゴムは、全体の形がほぼ正確に描けた段階
初めて使用致します。
受験の際には、こうする事で消費する時間も手間も
大幅に減らす事が出来ます。

⚠️ 消しゴムは、(講師)字消し用の
プラスチック消しゴムしか使用致しません。
理由
は、 練り消しゴムは画面を汚して後の作業に
悪影響を及ぼす
からでございます。

 

さぁ、ではここからは
陰影、色彩、質感等の描写を開始致しますよ!(^。^)

 

 

椎茸のデッサン

⑤ 椎茸のデッサン

 

 全体の調子を確認する為に、
濃い色の部分(椎茸の傘、トレー)に軽く色をつけました。

そして、ラベルの文字も描く準備を致します。
文字が並ぶ位置にガイドラインとなる線を引きました。
文字一つも大切なモチーフでございます。
適当な描写はせず、正確に描く様に心掛けて下さいね。
文字まできちんと描けているデッサンは、素敵です(^_^)✨

 

 

椎茸のデッサン

⑥ 椎茸のデッサン

椎茸のデッサン

⑥ 椎茸のデッサン

 

次は、光を受けて出来た部分を見付け
色をさらに重ねて、軽く影の描写も加えました。

※ このモチーフの場合は、左上に光源が有り
右下の方向に向かって影が出来てきます。

床に出来ているモチーフの影も忘れずに描きましょう。
後から床の影をオマケの様に描き足しますと
非常に不自然な空間描写になってしまいます。

作品は、部分部分の繋ぎ合わせではなく
常に全体に手を加え、作品全体を描き進めて下さい。
🖼
これは絵画制作の基本でございます。

 

近づいてズームアップで見てみましょう。
こんな風になっておりますよ👀✨

 

 

椎茸のデッサン

⑥ 椎茸のデッサン(部分アップ)

 

少し、光や影を感じて頂けますでしょうか?(^-^)/
尖らせた鉛筆の先端を使い
細い線をシャカシャカと軽く重ねております。

 

ここからは、鉛筆の色を重ね
モチーフの色彩や、それぞれの質感、陰影の描写深め
作品の精度を上げていきます。

 

以下のことを意識しながら描きます。

⚫︎ 椎茸…張りが有って、しっとりと水分を含んでいる物質感
野菜の繊維質
⚫︎トレー…プラスチックの硬さ、黒色の物体
⚫︎ラップ…透明感や艶
⚫︎ラベル…印刷された紙(シール)の感じ
⚫︎ モチーフが置かれた空間の空気感

 

 

椎茸のデッサン6

⑦ 椎茸のデッサン

 

⑦ ラベルの文字を描き始めました。
全体の色彩、陰影も鉛筆の線を重ねて
濃くしていっております。

ここからは、ラベルの細かな作業でございます。
忍耐と作品への愛情が問われます…(笑)
あまりにも小さ過ぎて描けない文字は
文字の雰囲気が伝わる様に、省略して描きますが
自分が描ける限り、頑張って描きます!(^_^)💪💕

 

 

椎茸のデッサン

⑧ 椎茸のデッサン(完成!)

 

全体の描写を深めていき、
最後に、消しゴムを使ってラップに映っている照明の光
白く色を抜いて、一番光っているを表現し、完成と致しました。

 

お疲れ様でございました❣️\(#^。^#)/🎊🍡🍵

 

 

椎茸のデッサン(講師)F3号

椎茸のデッサン(講師)F3号(273×220㎜)

 

それでは、以下からは作品をズームアップにて
ご紹介させて頂きますね(^-^)🍄✨

どんな描写になっているのか、ご覧下さいませ。

 

 

椎茸のデッサン(部分アップ)

椎茸のデッサン(部分アップ)

 

ラベルの文字(特に白抜き文字)が細過ぎて
非常に難儀でしたが、頑張って描きました(笑)

 

 

椎茸のデッサン(部分アップ)

椎茸のデッサン(部分アップ)

 

椎茸のフワフワした繊維質の描写がとても楽しかったです(*´-`)💖

 

 

椎茸のデッサン(部分アップ)

椎茸のデッサン(部分アップ)

 

ラップに映っている白い床からの反射光
表現致しておりますよ(^-^)

 

 

椎茸のデッサン(部分アップ)

椎茸のデッサン(部分アップ)

 

床に出来ているモチーフの影
濃く描き過ぎてしまわない様に注意して下さい。

 

💡 デッサンの主役はモチーフで、
この作品の場合は、椎茸のパック詰めでございます。
主役を支える筈の脇役(床の影)が強くなり過ぎると
主役(椎茸のパック)が見えなくなってしまいます。

 

 

椎茸のデッサン(部分アップ)

椎茸のデッサン(部分アップ)

 

モチーフが床に接する部分には、この空間で一番暗い影
出来ます。

 

💡どんなモチーフを描く場合でも
床と接する所には一番暗い影が出来ます。

もし、あなたの作品が何故だか
ぼんやりとした印象になっているのであれば、
この部分の強い影が描けていないのかもしれません。
同時に、真っ白な強い光も表現出来ていないのかも
しれません。
これをヒントに、今一度作品を見直してみましょう。

 

 

椎茸のデッサン(部分アップ)

椎茸のデッサン(部分アップ)

 

最後に、ちょっとオマケ情報でございます…。

掲載を致しました制作過程のお写真の中に
作品とモチーフとのツーショット写真も
幾つか挿入させて頂きました。

今回の作品は、数日に分けて制作を致しましたので
良くご覧頂きますと、段々と椎茸が弱ってきているのが
お分かり頂けます(笑)
もし、お時間が許されましたら巻き戻して
椎茸の変化もご確認下さいませ✨

こうして、目の前のモチーフが徐々に
しおれて、黒ずんでいる姿を見ながら
私は初めの瑞々しかった姿を思い起こしながら
制作を続けました。
先に、生物(ナマモノ)のモチーフを
描く時のお話を致しましたが
まさにこれでございました!(^_^)(笑)
こちらも、あなたのご参考になりましたら幸いでございます

 

冒頭の動く画像でも、手順のおさらいをしてみて下さいね!✨

 

今回の記事が、少しでもあなたの一助になれておりましたら
幸せに存じます❣️💪💕

 

最後までご覧下さいまして、有難うございます(#^.^#)/

 

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